手術の流れ
1.問診
治療前なのか、数カ月通院治療してきたかどうかなど、現在の症状を診察し、手術までのスケジュールを決定します。
2.術前検査
心筋梗塞など持病がある場合は受けられません。
異常がなければ、手術の日時を決定します。
術前検査は8週間以内が有効なので、手術日から遡って8週間以内に検査を行います。
3.術前オリエンテーション
手術の3日前から禁煙してください。
手術前日(入院前日)は、約12時間前から飲食は禁止です(当然お酒も)。
睡眠前に胃酸を抑えるお薬を内服します。
4.手術
5.手術後(当日)
また、刺激を避けるために手術後は禁煙してください。
手術後は約1時間で飲水、約2時間で食事ができます。
また、手術後、約2時間程度で歩行が可能です。
食後に毎回抗生剤と痛み止めなどの薬を飲み、痛みが収まらない場合、座薬などを処方します。
鼻の手術
止血のため、手術後は鼻にスポンジが入っています。
鼻をかんだり、すすったりしないようにします。
2~3日はじわじわ鼻血が出ることがありますが、徐々に薄くなり、少なくなります。
耳の手術
寝るときは、傷口を下にしないように気をつけます。
声帯ポリープの手術
のどを安静にするため、声は出さないようにします。2週間は禁煙してください。
6.手術後(1日目)
鼻の手術
食事制限はありませが、アルコールは2週間禁止です。鼻につめたスポンジを抜去します。
出血を防ぐため、強く力むなど、2週間は運動を控え、禁酒、鼻をかんだり、すすったりしないようにします。
鼻水が混じった少量の鼻血が続きますが、問題はありません。
出血がひどいときは申し出てください。
シャワー、シャンプーは可能ですが、1週間は湯船にはつからないようにします。
耳の手術
食事制限はありません。
出血を防ぐため、強く力むなど、2週間は運動を控え、寝るときは、傷口を下にしないように気をつけます。
首から下にシャワーを浴びるのは構いませんが、ガーゼは濡らさないように注意し、湯船にはつからないようにします。
声帯ポリープの手術
食事制限はありません。
出血を防ぐため、強く力むなど、2週間は運動を控え、術後、数日間は風邪をひかないように注意します。
外出時や人混みではマスクを着用し、外出後はうがいをします。
シャワー、シャンプーは構いません。
しかし、入浴で体を温めてしまうと出血の原因になります。
なるべく長湯は控え、できれば1週間は湯船にはつからないようにしましょう。
7.手術後(2日目)
鼻の手術
少量の鼻血が数日間、出ることがありますが、鼻血や痛みなどがないか、夕方、当院より電話で確認します。
耳の手術
術後4~5日は傷口にガーゼとネットが必要です。
術後1週間は、傷口を消毒しなければならず、1週間に1~2回通院していただきます。
その際は優先的に診察します。
耳と鼻はつながっているので、鼻をかむときは強くかまないで片方ずつゆっくりとかむようにします。
8.手術後(1週間目)
鼻の手術
手術後8日目で入浴ができますが、入浴は出血の原因にもなりますので長湯は控えます。
副鼻腔炎手術の方は、週に1~2回、アレルギー性鼻炎の手術の方は、週1回の通院が必要です。
耳の手術
手術後8日が過ぎたら入浴ができますが、入浴は出血の原因にもなります。
できるだけ長湯は控えましょう。
シャンプーは部分的に可能ですので医師の指示に従ってください。
1週間に1~2回通院が必要です。
声帯ポリープの手術
話をする場合、小さな声で話すようにして、長話は避けてください。
週1回の通院が必要です。
9.手術後(2週間目以降)
鼻の手術
2~3週間、長くて1ヶ月間で落ち着くので通院期間は少しずつ間隔をおくようになります。
運動する場合、医師の指導のもとで行います。
耳の手術
2週間目は週1~2回、1ヶ月は週に1回の通院が必要です。
約3週間で落ち着くので通院期間は少しずつ間隔をおくようになります。
手術後、3カ月は登山や飛行機に乗ることはできません。
運動する場合、医師の指導のもとで行います。
声帯ポリープの手術
2週間目は週1回の通院が必要です。
約3週間で落ち着くので通院期間は少しずつ間隔をおくようになります。
発声練習は医師にご相談ください。
運動する場合、医師の指導のもとで行います。
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【診療時間】
9:00~12:00
16:00~19:00
※土曜診療9:00~11:30
※火曜・金曜の午後は外来は休診となります。
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※水曜の蔦院長の診察は11:30までの日があります。
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